日本リテールファンド投資法人(JRF)はこのほど、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが行なう同投資法人の発行体格付けおよび無担保長期債務格付けがA2からA1(安定的)に引き上げられたと発表した。
今回の格上げは、ポートフォリオの外部成長に伴い、資産価値の分散が進められてきたこと、規模拡大局面において複数回の投資口募集を通じレバレッジ低減を図るなど保守的な財務運営が実践されてきたことなどが反映されたもの。
具体的には、2007年3月末までの目標として設定していた「外部成長4,000億円」を、計画より約半年早く実現。現時点での資産規模は41物件、4,481億円(取得価格ベース)となり、同投資法人の最大規模物件である「東戸塚オーロラシティ」の全ポートフォリオに占める取得価格の割合が11.3%になるなど、資産価値の分散が進められた結果となっている。