不動産ニュース / 開発・分譲

2007/2/23

定借付き分譲マンション「広尾ガーデンフォレスト」発売、日赤との医療連携サービスも/三井不レジ、三菱地所

「広尾ガーデンフォレスト」完成イメージ。既存樹木を保存・移植するなど、緑あふれる住まい環境の想像をめざす
「広尾ガーデンフォレスト」完成イメージ。既存樹木を保存・移植するなど、緑あふれる住まい環境の想像をめざす
「日本赤十字社広尾地区再整備事業」全体計画イメージ
「日本赤十字社広尾地区再整備事業」全体計画イメージ

 三井不動産レジデンシャル(株)と三菱地所(株)は23日、両社が開発している定期借地権付き分譲マンション「広尾ガーデンフォレスト」(東京都渋谷区、総戸数670戸)のモデルルームが3月10日にオープンするのに先駆け、プレス向け発表会を開催した。

 同物件は「住宅」「医療」「看護」「保健」「福祉」が複合した新しいまちづくりをめざす「日本赤十字社広尾地区再整備事業」の一環として誕生するもので、敷地面積約2万9,000平方メートルに地上6階~18階地下2階建てのA棟~H棟・計8棟を計画。
 「森の住まい」をテーマに、渋谷区の指定天然記念物である推定樹齢500年の大銀杏などの既存樹木を保存・移植。駐車場をすべて地下化することで、車両と歩行者の動線を分離する。
 また、高度なセキュリティ体制構築のため、人や車の出入り口を4ヵ所に限定する「ゲートセキュリティー」を導入。各出入り口にセキュリティーボックスを設置、ICカードを活用し、エントランスゲートから住戸まで最大4回のセキュリティーチェックを設ける。
 また、日本赤十字医療センターとの医療連携サービス実現のため、医療センター内に専用電話回線を開設、健康相談などの問い合わせに24時間365日対応するほか毎週土曜日の午前中にマンション内で看護婦が健康相談や人間ドック受付に対応する予定。
 そのほか、共用施設予定受付やタクシー、ハイヤーの手配などの取次ぎサービス、ケータリングの紹介などを行なうコンシェルジュサービスに加え、住戸内の電球交換や粗大ゴミの運搬等の手伝いを行なうホームアテンダントサービスを実施する。

 両社は2004年、日本赤十字社が開催したコンペに共同で応募。同計画地に隣接し、ヴィンテージマンションとして評価の高い「広尾ガーデンヒルズ」(東京都渋谷区、1989年竣工)との一体的な開発提案等々が評価され、両社案が採用された。なお、両社の事業比率は50:50、過去に共に「広尾ガーデンヒ ルズ」の開発に参画している。

 「広尾ガーデンフォレスト」の敷地面積は、「広尾ガーデンヒルズ」以降に山の手線内で供給された分譲マンションとしては最大。
 会見の席で、開発に当たった両社の事業担当者は「ガーデンフォレストという名前に恥じない環境が提供できる」「ソフト・ハード面とも、次世代に先駆ける提案をしている」と、付加価値の高さについて言及した。

 今回発売されるA棟~D棟の専有面積は45.74平方メートル~288.76平方メートル、価格は5,560万円~10億円。 同物件は06年6月の広告開始から6,500組の反響を獲得しており、1月中旬より行なわれた優先会員向け販売によりすでに200戸が分譲済み。なお、入居は09年3月より開始される予定。

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