サーラ住宅(株)は15日、2007年10月期中間決算を発表した。
当期(2006年11月1日~07年4月30日)の売上高は182億200万円(前年同期比7.5%増)、営業利益4億2,900万円(同14.7%増)、経常利益4億4,300万円(同17.6%増)、当期純損失は2,400万円となった。
当期、同社では「快適」「健康」「省エネ」「環境」のコンセプトをもとに、外断熱工法をベースにした三層住宅「ark」の販売を2006年12月より開始したほか、07年4月には豊橋支店を移転、新規オープンするなど、営業基盤の構築に積極的に取り組んだ。
セグメント別では、住宅事業において、分譲建物が売上高・販売棟数ともに予想を大きく上回ったが、分譲土地の販売不振が影響し、売上高は前年同期比▲0.7%。また土地仕入れ価格および原材料価格のコストアップにより、分譲建物の1棟あたりの利益が低下し、営業利益は同▲7.4%となった。住宅部資材加工・販売事業では、新規顧客開拓および既存顧客への販売強化に加え、住宅需要の高まりを背景をした旺盛な建材需要が後押しし、売上高は同22%増、営業利益は同100.5%増となった。
しかしながら、当期中に訴訟和解金を特別損失をして計上したため、中間純損失が2,400万円となったとしている。
通期見通しについては売上高361億8,100万円、営業利益10億1,500万円、経常利益10億3,300万円、純利益3億3,000万円を見込んでいる。