全国のホームビルダーによる協働グループ「ジャーブネット」(主宰:宮沢俊哉・アキュラホーム代表取締役社長)の第8回全国大会が17日、ホテルグランパシフィック(東京都港区)で行なわれ、傘下会員900人あまりが参加した。初年度(1998年)からの受注棟数が06年度末で累計5万棟を突破(5万4,115棟)したのを記念し行なわれたもの。
大会で挨拶した宮沢主宰は、07年度の活動方針について、「消費税率の上昇や人口の減少など、住宅業界は今大転換期を迎えている。今までのやり方では通用しない時代がやってくるだろう。かつて量ばかりを重視した住宅供給の台頭によって、我々つくり手の顔が見えなくなってしまった」と訴え、“先進技術”“適正価格”と“匠の心”で価値ある住まいづくりを行って、匠による家づくり文化を復興する“匠の心ルネサンス”を宣言した。また、家族の絆や地域のつながりが希薄になっていると叫ばれる現代において、住む人のしあわせを育む家づくり“しあわせデザインプロジェクト”を、新たに始動した。
なお同ネットは、06年度の受注棟数が9,864棟(前年度比8%増)に達し、住宅FC・VCなどの全国ネットワーク中、5年連続1位となった。大手ハウスメーカーを含めた受注棟数でも、6位にランクする見込み。2010年度の年間受注棟数2万戸をめざす。