三井不動産販売(株)は19日、団塊世代を対象とした新たなビジネス拠点「相創の場」(東京都千代田区)を8月1日にプレオープンすると発表した。正式オープンは、今秋予定。
同施設は、「日比谷三井ビルディング」(東京都千代田区)内に設置するもの。団塊世代が長年にわたって培ってきたキャリアとネットワークを退職後も活用し、相互に協力を行なうことで、新たなビジネス・社会活動を創出するのが狙い。
民間企業、官公庁・各種団体等において管理職を経た退職者、または退職予定者を中心に、初年度100~150名程度の個人メンバーを募る予定。同時に法人メンバーも30社程度募集し、個人メンバーとパートナーシップを結んで活動を進めていく仕組みをつくる。各種講座・セミナーを開催するほか、メンバーサイトのSNS機能を活用し、会員間のコミュニケーション向上を図る。
同社は同施設の開設を、不動産情報ルート拡大戦略の一環として位置付けており、具体的なオフィスと、いつでもコミュニケーションが可能なポータルサイトを提供することにより、会員は新たな人脈の獲得、ビジネスの創出、社会的活動を組織に所属することなく行なうことが可能になるとしている。会員相互のさまざまなビジネスの場面で発生する不動産ニーズを提供してもらい、サポートしていくことで、相互の好循環関係を構築していく方針。
メンバー募集は、20日よりWEBサイトまたは電話(03-3246-3958)で行なう。