オープンネット(株)は18日、オープンシステムを利用した新たな家づくりの選択肢を提案する季刊誌「イエヒト」を創刊するにあたり、記者発表を開催した。
オープンシステムとは、同社が展開する、工務店やハウスメーカーを通さずに建主が直接、大工・電気・水道といった各専門業者と契約を結ぶ欧米型分離発注システム。現在220の設計事務所が加盟。全国で年間約400棟前後、累計2,456棟が建設されている。
「イエヒト」は家作りを工務店やハウスメーカーに丸なげするのではなく、自らが積極的に参加する家作りをめざす人、また経済的な合理性を伴い、納得できる家作りを志向する一般読者に対し、オープンシステムによる家作りの実例を紹介する雑誌。編集長にはオープンネット(株)代表取締役社長の山中省吾氏が就任。オープンシステムの実践者である建築士が取材・執筆を行なう。
山中氏は「オープンシステムで施工された感動的な事例を当事者しか知らないのはもったいない。オープンシステムによる家作りを多くの方に知ってもらいたくて、雑誌の発行に到った。オープンシステムが一般的な方法になるまで続けるのが『イエヒト』の役割だ」などと語った。
A4変形版、148ページ。定価840円(税込)。季刊で、創刊号は7月21日発売。定期購読のほか、全国の大型書店で購入できる。