(株)不動産経済研究所はこのほど、2007年6月末時点の不動産プライベートファンド市場動向をまとめた。
運用不動産タイプ別の運用資産総額や平均エクイティ割合、エクイティ総額を、ヒアリング調査などから算定、前年同月末時点のデータと併せて公表している。
それによると、不動産プライベートファンドの市場規模(運用資産総額)は、前年同期比4割増の8兆4,522億円に拡大。この1年間で2兆3,933億円純増していることが明らかになった。
また、不動産タイプ別の資産総額は、オフィスビル型が1兆1,804億円(前年同期比8.96%増)、オフィス・レジデンシャルの複合型が2,155億(同7.51%増)、レジデンシャル型が8,814億円(同43.27%増)、商業施設型が4,383億円(同51.12%増)、総合型4兆8,516億円(同41.34%増)、その他は8,848億円(同102.41%増)。
なお、国内系ファンドと外資系ファンドのファンド数および運用資産総額は、国内系は338本(同50本増)・総額5兆188億円(同33.04%増)に、外資系が41本(同4本増)・総額3兆4,403億円(同50.11%増)となっていることが判明した。