NTT都市開発(株)は10日、同社が開発した「秋葉原UDX」および「グランウェリス瀬田」が(財)日本産業デザイン振興会主催の「2007年度グッドデザイン賞」(建築・環境デザイン部門)を受賞したことを発表した。
「秋葉原UDX」は、JR「秋葉原」駅前に位置する大規模複合施設。基準階面積が約6,000平方メートルというオフィスを地上20mの高さに設定し、都市に開放された大ピロティ空間を設けて、ヒューマンスケールの周辺街区との融合をはかっている。建物はハートビル認定を取得し、駅前広場や隣接ビルと直結する安全で快適な歩行者ネットワークを形成するなど、ユニバーサルデザインにも配慮をした。
「グランウェリス瀬田」は、豊かな自然環境の残る世田谷区瀬田の格調高い住宅街に計画された鉄筋コンクリート5階建て72戸の集合住宅。建物の周囲に緑地帯を設け、前面道路に沿う植栽は隣地の老健施設と一体でデザインをし、まち全体の落ち着いた雰囲気を保ちつつ、美しいまち並みの形成に貢献するように配慮されている。
同社は、昨年度も「アーバンネット名古屋ビル」(名古屋市東区)で同賞を受賞している。