三井ホーム(株)は29日、2008~2011年度を対象にした中期経営計画「QUALITY×DESIGN2011」を策定した。
同社は05年、06~08年度を対象とする中期経営計画を発表しているが、改めて経営課題の進捗状況などを精査し、グループブランド価値向上と収益向上を図るため新たに計画を策定したもの。
現中期経営計画の重点課題である「グループ経営の進化」、「三井不動産グループとのシナジー強化」、「ストック関連事業の拡大」、「コア事業における経営資源の首都圏集中」については継続して推進。そのうえで、2×4工法の商品・技術開発の推進、首都圏エリアでの収益拡大、法人営業の推進・強化などを図るとしている。
また、三井不動産グループとのシナジー効果をさらに発揮していくとともに、グループ各社のブランド価値向上を図っていく。
これらを踏まえ、2011年度の連結売上高は2,800億円(07年度実績比14.0%増)、営業利益は75億円(同49.9%増)をめざす。事業別では、建築請負事業の売上高2,160億円(同11.2%増)、住宅部資材加工・販売事業の売上高328億円(同28.6%増)、賃貸管理事業の売上高163億円(同40.3%増)を目標として設定している。