東急リアル・エステート投資法人(TRI)は12日、2008年7月期決算を発表した。
当期(08年2月1日~7月31日)の営業収益は73億3,600万円(前期比7.4%増)、営業利益は34億8,900万円(同10.7%増)、経常利益は28億500万円(同7.8%増)、当期純利益は28億400万円(同7.8%増)、1口当たりの分配金は1万6,559円となった。
同投資法人は、厳しい投資環境のもと厳格な投資基準を堅持し、「成長力ある地域における、競争力のある物件投資」を実行すべく、運用を実施。08年3月28日に「東急池尻大橋ビル」の信託受益権(取得価額54億8,000万円)など3物件を取得。当期末時点でのポートフォリオは23物件・取得価額合計は2,054億5,200万円、総賃貸可能面積は23万9,287.19平方メートル、稼働率は99.4%となった。
また、賃料水準の向上にも積極的に取り組んだ結果、当期末における既存物件のポートフォリオ(今期取得物件を除く)の平均賃料単価は前期末と比較して0.95%上昇した。
なお、次期は営業収益76億5,100万円、営業利益35億6,300万円、経常利益26億7,700万円、当期純利益26億7,600万円、1口あたりの分配金1万5,800円を見込むとしている。