(株)穴吹工務店を中心とする穴吹工務店グループは13日、急激な事業環境の変化に対応するため、再編計画の決定を発表した。
穴吹工務店は、分譲マンション事業の用地取得から、企画、設計、施工、販売、アフターサービスを、自社および自社グループで行なう独自の一貫体制で、年間4,500戸をベースにこれまで安定した供給を図ってきた。しかし、昨今の厳しい事業環境を見据え、連結子会社3社を吸収して分譲マンション事業に特化、2010年度には3,000戸ベースでも利益が確保できる体制へ段階的に移行する。
併せて、グループ企業へのアウトソーシングや、他社ディベロッパー物件の施工・販売など、市況に応じて3,000戸プラスアルファの分譲マンション事業を行ない、市況変動に強い体質に転換していく。
これに伴い、穴吹工務店が各県ごとに展開している7支社37支店10営業所を、2009年度中に、2支社16支店17営業部に再編。事業拠点を集約し、固定費の削減を図る。さらに、各事業所の事業エリアを広げ、複数県で事業を行なう事業所も設けていく。
これにより、全国での事業展開エリアはそのままに、各都市の実需や市況に見合った戦略的な分譲マンション供給を実施していく。