(株)不動産経済研究所はこのほど、2010年の近畿圏マンション市場予測を発表した。
09年の近畿圏マンション供給量は、前年比12.9%減の1万9,819戸となる見込み。逆に、10年の近畿圏マンション供給戸数は、2万2,000戸(前年比11.0%増)まで増加すると予測している。
10年は、マンション氷河期に先送りしていた物件が発売となり、春戦線発売物件が市場を牽引、住宅のエコポイント制度も浸透して、需要を喚起することが見込まれている。
また、建築資材の需要減、公共工事の減少により建築費がダウンすることが見込まれ、ゼネコンの受注獲得競争も激化する見通し。
今後は、中堅・中小ディベロッパーの資金繰り如何でディベロッパー数はさらに減少し、ブランド力、企業の信用力がいっそう有利となると予測している。