三菱地所(株)は25日、オフィスビル「四条鳥丸センタービル」(京都市下京区)が竣工したと発表した。
同事業は同社が京都において初めて手がけるオフィスビルプロジェクトで、定期借地権を設定して開発を行なったもの。
地下鉄鳥丸線「四条」駅徒歩1分、阪急京都線「鳥丸」駅徒歩2分という京都の金融ビジネスの中心地に立地する。
建物は鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地上8階地下1階建て。敷地面積は1,393.78平方メートル、延床面積は9,405.49平方メートル。
1階が店舗、2~8階が事務所という構成で、事務所部分の基準階は有効面積872.78平方メートルとゆとりある空間となる一方、1フロアを最大6分割することができるなど、小割オフィスニーズにも対応する機能性を実現している。
外観では、綾小路通に面する南側のファサードやエントランス空間に町屋造りを採用し、周辺地域の歴史的なまち並みや景観との調和を図っている。
TAC(株)など複数のテナントの入居が決定しており、ほぼ満室での稼動となる。