不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/4/2

固定費の圧縮等が奏功し、黒字転換/インテリックス10年5月期第3四半期決算

 (株)インテリックスは1日、2010年5月期第3四半期決算を発表した。

 当期(09年6月1日~10年2月28日)の連結売上高は199億4,000万円(前年同期比▲26.1%)、営業利益は11億1,100万円(前年同期:営業損失7億8,700万円)、経常利益は7億2,000万円(同:経常損失14億900万円)、当期純利益は8億4,900万円(同:当期純損失17億9,800万円)。

 主要事業であるリノヴェックスマンション販売において、実需層を対象とした2,000万円台前半の物件販売が堅調に推移。販売件数は787件(前年同期比▲20.4%)、売上高172億3,300万円(同▲32.4%)と減収となったものの、おおむね想定どおりに推移した。
 厳選した物件仕入れや販売価格の底堅さに加え、たな卸評価損が1億5,200万円(前年同期:15億3,000万円)にとどまったことにより、粗利益率が大きく改善。売上総利益は前年同期の約2倍に伸長した。また営業利益も、固定費の圧縮によるスリム経営が定着したことで黒字転換。さらに、事業期間の短縮化の促進により在庫水準が低く抑えられたことで、有利子負債の削減が図られ、営業外費用が大幅に減少(前年同期比▲30.7%)。結果、当期純利益も大きく黒字転換した。

 なお通期については、売上高281億500万円、営業利益16億8,200万円、経常利益10億8,100万円、当期純利益10億4,300万円を見込む。

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