不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2026/5/28

コスモスI、ストック型ビジネスの拡充に注力

 (株)コスモスイニシアは27日、2026年3月期決算(連結)説明会をオンラインで実施。代表取締役の髙智 亮大朗氏らが、業績および27年3月期~29年3月期を計画期間とする新中期経営計画(中期経営計画2028)について説明した。

 当期(25年4月1日~26年3月31日)は売上高1,492億9,600万円(前期比15.3%増)、営業利益125億3,700万円(同32.6%増)、経常利益111億5,800万円(同40.5%増)、当期純利益82億3,600万円(同54.7%)と大幅な増収増益となった。23年3月期~27年3月期を計画期間とする中期経営計画2026の最終年度に設定した営業利益100億円の目標を、1年前倒しで達成した。
 特に宿泊事業において、高収益施設2棟の引き渡しに加え、訪日外国人旅行者数の増加を背景に好調な事業環境が続き平均客室単価が上昇したことなどにより、大幅な増収増益を達成。全体の業績をけん引した。

 次期については、売上高1,880億円、営業利益136億円、経常利益110億円、当期純利益72億円を見込む。

 また、35年度に経常利益300億円、ROE(自己資本利益率)15%達成などの目標を掲げた中長期経営方針「Vision2035」の実現に向け、新たな中期経営計画を策定。35年度目標達成のための基盤構築を図る。

 同計画にて掲げる「事業ポートフォリオの再構築による収益の安定化と成長機会の最大化の推進」を明確化すべく、セグメントを「住宅販売事業」「収益不動産販売事業」「ホテル運営事業」「賃貸・運営事業」「その他事業」と変更。さらに、従来注力してきたフロー型ビジネス(住宅販売事業、収益不動産販売事業)の継続強化とともに、ストック型ビジネス(ホテル運営事業、賃貸・運営事業)の拡充により、29年3月期の経常利益140億円、ROE13%を目指す。

 事業戦略として、住宅販売事業では主力ブランド「INITIA」の強化に加え、リノベーションマンション販売において高価格帯や高付加価値商品の拡充を進める。収益不動産販売事業においては、アパートメントホテル「MIMARU」やシェアオフィス「MID POINT」「BIZcomfort」、シェアレジデンス「nears」といった不動産運営コンテンツを軸に、事業規模の拡大と収益性の向上を図る。ホテル運営事業については、30年の「MIMARU」運営室数3,000室に向け仕入れを促進。エリアの拡大や商品の多様化を進めるとともに、ブランド確立に向け子供連れ家族に選ばれるためのサービス強化にも取り組む。賃貸・運営事業では、仕入れ基盤の強化や安定化を通じ、安定的な拡大を進めていく。

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