不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/4/13

資産の評価見直しによる損失発生せず、黒字確保/レーサム10年8月期第2四半期決算

 (株)レーサムは12日、2010年8月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年9月1日~10年2月28日)の連結経営成績は、売上高71億5,200万円(前年同期比▲31.9%)、営業利益4億2,000万円(前年同期:営業損失142億5,600万円)、経常利益7,500万円(同:経常損失150億2,700万円)、当期純利益1億5,400万円(同:純損失259億8,800万円)となった。

 前年同期は、低価法の適用を含む全保有資産の評価見直しを実施した結果、大幅な損失を計上していたが、当期は保有資産の評価見直しによる損失が発生しなかったため、黒字を確保した。

 資産運用事業では、中小企業金融円滑化法施行の影響により一時的に不動産調達環境が悪化し、販売実績は低調となった。結果、売上高43億3,100万円(前年同期比▲13.3%)、営業利益2億6,400万円(前年同期:営業損失152億7,200万円)にとどまった。

 証券化事業は、前会計年度より3件少ない2件での私募ファンドにおけるアセットマネジメント業務を受託。売上高1,700万円(前年同期比▲90.3%)、営業利益1,000万円(同▲93.4%)となった。

 プロパティマネジメント事業では、フィー収入が堅調に推移したものの、賃料収入については保有商品の圧縮により減少。結果、売上高8億1,400万円(同▲29.8%)、営業利益1億7,900万円(同▲59.2%)を計上した。

 通期は、売上高296億円、営業利益27億円、経常利益20億円、当期純利益16億円を見込んでいる。

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