不動産ニュース / 開発・分譲

2010/6/24

一棟丸ごとリノベーション12棟目「リノア多摩川CORTE」が竣工/リビタ

築17年の社宅だった建物をリノベーションした「リノア多摩川CORTE」外観
築17年の社宅だった建物をリノベーションした「リノア多摩川CORTE」外観
居住者専用公園「プレイロット」。公園内には、ブドウや野イチゴなどが植えられており、子供と一緒に植物の育つ様子を楽しむことができる
居住者専用公園「プレイロット」。公園内には、ブドウや野イチゴなどが植えられており、子供と一緒に植物の育つ様子を楽しむことができる
「アレンジコース」を採用した住戸。和室をなくして横長のワイドリビングに変更したことで、明るく開放的な空間となった
「アレンジコース」を採用した住戸。和室をなくして横長のワイドリビングに変更したことで、明るく開放的な空間となった

 (株)リビタは24日、一棟丸ごとリノベーション12棟目となる「リノア多摩川CORTE」(川崎市多摩区、総戸数67戸)の竣工に伴い、プレス向け見学会を開催した。

 同物件は、大手企業の社宅だった築17年の建物をリノベーションしたもの。JR南武線「登戸」駅徒歩11分、小田急線「登戸」駅徒歩12分、JR南武線「宿河原」駅徒歩7分に立地する、敷地面積2,772.83平方メートル、延床面積5,418.43平方メートル、鉄筋コンクリート造5階建ての分譲マンション。間取りは1LDK+2S~3LDK、専有面積は68.50~71.00平方メートル。同プロジェクトは、国土交通省「平成21年度住宅・建築物省エネ改修推進事業」「平成21年度住宅リフォーム推進モデル事業」に採択されている。

 共用部については、エントランスにウェルカムウォールを配し、ウォールには照明やグリーンボックスを設置したほか、オートロック、スロープを新設。また、共用廊下の壁を取り、居住者専用の公園「プレイロット」を用意した。

 専有部分のリノベーションでは、幅広い要望に応える3つのインフィル設計コースを設定。フローリング、建具、キッチン、バスルーム、洗面室など、あらかじめコーディネートされたカラーパターンから好みの色を選べる「カラーオーダーコース」は、追加費用が無料で、入居者のうち3~4割が選択している。また、各戸20以上のバリエーションを用意した「アレンジコース」は、追加費用平均100万円前後で間取りを自分好みにカスタマイズでき、入居者の約半数が選択。専任のコーディネーターがライフスタイルに合ったプランニングを提案する「カスタムコース」は、通常の施工費に設計料40万円、追加工事費約400万円を加え、自由に設計が可能となる。

 同社のプロジェクト担当者は、「モデルルームオープン前に説明会を開き、一棟丸ごとリノベーションのコンセプトや仕組みを理解してもらったうえでプロジェクトを進めたことが、ユーザーの満足を生み、全67戸の完売につながった」などと述べた。
 
 価格は、周辺の新築マンションに比べ7~8割程度で、2,800万円台が中心。引渡しは6月30日の予定。なお、共同住宅では日本初となる「既存住宅販売かし保険」(ハウスプラス住宅保証)に加入している。

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