国土交通省は6月30日、2010年5月の新設住宅着工戸数を発表した。
同月の新設住宅着工戸数は5万9,911戸(前年同月比▲4.6%)で、17ヵ月ぶりに増加した4月から再び減少に転じた。新設住宅着工床面積は550万5,000平方メートル(同0.5%増)で3ヵ月連続の増加。季節調整済年率換算値では、73万7,000戸。
利用関係別にみると、持家は2万4,243戸(同4.8%増)と7ヵ月連続増加したが、貸家は2万1,759戸(同▲13.5%)と18ヵ月連続の減少となり、5月としては過去最低水準。
また、分譲住宅は1万3,173戸(同0.8%増)と3ヵ月連続の増加となったが、マンションは4,202戸(同▲31.5%)と、5月としては過去最低水準。在庫調整局面が継続し、着工が抑制されているほか、大規模物件の着工が大きく減少したため。一戸建住宅は8,953戸(同30.0%増)と5ヵ月連続の増加だった。