不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/7/13

在庫回転率向上、粗利益率改善で黒字転換/インテリックス10年5月期決算

 (株)インテリックスは12日、2010年5月期決算を発表した。

 当期(09年6月1日~10年5月31日)の連結経営成績は、売上高278億4,000万円(前年同期比▲26.5%)、営業利益17億400万円(前期:営業損失11億2,200万円)、経常利益11億5,800万円(同:経常損失19億2,600万円)、当期純利益14億9,200万円(同:純損失23億900万円)。

 当期は、2,000万円台前半の「リノヴェックスマンション」の販売が堅調に推移、販売件数は総資産の圧縮に向けた在庫の絞込みを実施した前期を下回ったものの、在庫回転率が高まったことや、粗利益率が大きく改善し、売上総利益が前期の2倍強に伸長した。
 また、前期に経営合理化策を実施してから、固定費の圧縮によるスリム経営が定着、営業利益が大きく黒字に転換。さらに固定資産の売却益に加え、業績が順調に回復したことにより、繰延税金資産が計上され、法人税等調整額が減少、当期純利益も大きく黒字転換した。
 なお、同社は当第3四半期において、公募増資を実施。これにより、自己資本比率は前期末の14.0%から27.2%と向上、積極的な仕入れを展開できる財務体質に転換している。

 なお、次期については、売上高309億3,700万円、営業利益19億6,700万円、経常利益13億8,900万円、当期純利益9億2,900万円を見込む。

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