不動産ニュース / リフォーム

2010/8/5

単身寮を災害時の支援施設にリニューアル/大成建設

 大成建設(株)は4日、単身寮「プレミール初台」(東京都渋谷区、収容人数62名(通常時))を、同社の災害時支援施設としてリニューアルしていくと発表した。

 東京都心で大地震等が起きた場合、復旧活動のため、全国各地から応援社員を集めることが想定されることから、災害対策本部(本社:東京都新宿区)の近くに位置し、本部との連携がとりやすい、初台の単身寮を応援社員の宿泊施設・復旧活動の拠点として整備するもの。

 「プレミール初台」は、鉄筋コンクリート造地上5階地下2階建て。今回のリニューアルでは、各居室やトレーニングルームを使用し、最大300名の宿泊スペースを確保するとともに、受水槽の耐震補強と、井戸や汚水槽、非常用発電装置の新設により、電気や上下水道といったインフラが停止した際、復旧活動に従事できる環境を形成。屋外に新設する汚水槽は、マンホールトイレを設置し、近隣住人にも開放する。

 耐震補強工事では、工事箇所を最小限に抑えながら、構造で建築基準法の1.5倍、設備で通常の2倍の耐震性能を実現。また、施工にあたっては、低騒音・低振動を特徴とする技術により、建物を使いながらの工事が可能なため、一時的な引越しや代替住居は必要ない。

 なお、同社は、災害時における施工物件の復旧活動や、施工中物件の二次災害防止措置をBCP(事業継続計画)の大きな柱としており、今回の取組みもその一環となる。 
 
 加えて、既存施設の防災拠点化や災害時支援施設としての活用例として、積極的に営業展開していく方針。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。