(株)アルデプロは14日、2010年7月期決算を発表した。
当期(09年8月1日~10年7月31日)の連結業績は、事業再生ADR手続きと並行して在庫不動産販売などに注力した結果、売上高83億5,600万円(前年同期比▲40%)、営業損失74億7,200万円(前年同期:営業損失172億7,900万円)、経常損失92億1,400万円(同:経常損失186億1,100万円)、当期純損失87億400万円(同:純損失256億1,800万円)となった。
主力の不動産再活事業は、不動産市場の停滞、購入意欲の減退、買い手側の資金調達難などから収益用物件の売上が大きく落込むなど、売上高76億3,000万円(同▲34.5%)、営業損失68億8,400万円を計上した。
また、同社は同日、「継続企業の前提に関する注記」の記載を解消したと発表した。当期末の純資産が7,000万円となったことで債務超過が解消され、今後、事業再生計画に基づき、開発事業から撤退し、主力事業に集中することで、黒字化を見込んでいる。
次期の連結業績予想は、売上高127億7,200万円、営業利益4億9,200万円、経常利益3億5,900万円、当期純利益6億7,900万円。