(株)明豊エンタープライズは14日、2010年7月期決算を発表した。
当期(09年8月1日~10年7月31日)の連結業績は、売上高142億9,900万円(前年同期比▲73.5%)、営業損失4億9,800万円(前年同期:営業損失80億1,200万円)、経常損失10億5,400万円(同:経常損失88億8,500万円)、当期純損失13億6,900万円(同:当期純損失99億8,000万円)。
主力の不動産分譲事業では、自社単独分譲6物件、共同分譲2物件で172戸を引渡すなどした結果、売上高116億8,900万円(前期比▲77.1%)となった。また、販売用不動産の評価を見直したことで、たな卸資産評価損8億5,700万円を計上、営業損失は8億7,700万円となった。
不動産賃貸事業は、売上高22億3,300万円(同▲16.5%)、営業利益5億4,900万円(同▲18.6%)。一方、不動産仲介事業は、売上高1億200万円(同29.5%増)、営業利益6,900万円(同23.9%増)と増収増益を確保した。
また、09年7月期から10年7月期第3四半期まで記載されていた、「継続企業の前提に関する注記」について、有利子負債が最も多かった08年2月末(904億7,900万円)と比較して82.5%削減され158億900万円となり、支払い利息を含めた費用圧縮効果から次期の黒字化が見込めるとし、記載を解消した。
次期の連結業績は、売上高120億円、営業利益5億円、経常利益1億7,000万円、当期純利益1億円を見込んでいる。