不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは5日、2011年3月期の「投資用・居住用不動産の市場動向」を発表した。同社ウェブサイトに新規登録された全国の投資用不動産および東京都内の居住用不動産を対象に分析したもの。
投資用1棟物件における表面利回りは、マンションが鉄筋コンクリート造9.60%(前月比0.18ポイントアップ)、鉄骨鉄筋コンクリート造9.94%(同▲0.48ポイント)、アパートが鉄骨造10.27%(同0.50ポイントアップ)、木造10.60%(同▲0.50ポイント)と、鉄骨鉄筋コンクリート造マンションおよび木造アパートでは家賃収入に対して物件価格が上昇傾向にあることが明らかとなった。
一方、投資用区分所有マンションの表面利回りは10.91%(同0.16ポイントアップ)とわずかに上昇した。
また、東京都内の居住用物件の1平方メートル当たりの単価は、マンション54万7,900円(同▲5,000円)、一戸建て49万4,600円(同▲3万1,300円)と、一戸建てでの下落が目立つ結果となった。