日本土地建物(株)は1日、東京都世田谷区北烏山8丁目26番で進めているシェアハウス「(仮称)世田谷区北烏山8丁目計画」(全87室)に着工した。入居者同士のより豊かなコミュニケーションを設計コンセプトとし、シェアハウスというより、“コミュニティハウス”と呼ぶべき建物を想定している。
京王線「千歳烏山」駅よりバス5分、バス停「岩崎学生寮」から徒歩3分に立地。鉄筋コンクリート造地上3階建て、延床面積1,693.96平方メートル。既存のマンションをリノベーションする棟と、新たに建築する増築棟の2棟を、約100平方メートルのテラスと中庭でつなぎ、敷地面積の4分の1以上を地上緑化する予定。
リノベーション棟は、3室ごとのユニットとし、21ユニット63室を設置する。ユニットごとにトイレ、シャワー、ミニキッチンなどの水回りを共用する形をとり、ユニットごとに女性専用・男性専用とする。
増築棟の1階には、共用スペースとしてリビング、ダイニング、キッチン、ライブラリーなどを用意。中央にはガラスカーテンウォールを用いたシースルー階段を設置し、入居者同士のコミュニケーションを誘発する。2、3階にはドミトリータイプの個室を設けるほか、女性専用フロアの設置も検討している。
入居者募集は2012年1月頃を予定している。