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2011/10/26

「絆と住まい」テーマにした「JPM学生コンテスト」、7作品を表彰/日管協東京支部

今回の受賞者たち(前列左から1~3番目が最優秀作品賞受賞の首都大学東京のみなさん、その横に斉藤委員長)
今回の受賞者たち(前列左から1~3番目が最優秀作品賞受賞の首都大学東京のみなさん、その横に斉藤委員長)
「今回の作品からは、賃貸管理業を通じて、新しい住まい方を提示し、住まいの価値を高めるべきだという大きなメッセージをいただいた」と評する、斉藤委員長
「今回の作品からは、賃貸管理業を通じて、新しい住まい方を提示し、住まいの価値を高めるべきだという大きなメッセージをいただいた」と評する、斉藤委員長

 (財)日本賃貸住宅管理協会東京支部は25日、グランドヒル市ヶ谷(東京都新宿区)で、「第2回JPM学生コンテスト」(審査委員長:斉藤広子明海大学不動産学部教授)の授賞式を開催した。

 同コンテストは、大学(短大・大学院を含む)、高等専門学校の4~5年生ならびに専修学校専門課程の在学生を対象に、新しい価値とオリジナリティのある賃貸住宅のアイディア・企画を募集、優れた作品を表彰しているもの。今回は、「絆と住まい」をテーマに、人と人とのコミュニケーションを深め、地域社会の活性化に資する賃貸住宅のアイデアを募集。78の応募作品の中から、最優秀作品賞1点、協賛企業賞6点が選ばれた。

 最優秀作品賞に選ばれたのは、鈴木翔太郎氏・津田美由貴さん・平野有良氏(首都大学東京)の「ショウテンガイアパートメント」。衰退の一途をたどっている商店街をリノベーション。アーケードのかかる半外部空間である通りを複数の賃貸住宅で共有し、コミュニティの場として再生するという提案で、「審査員の圧倒的支持を得た、まさしく最優秀作品」(斉藤委員長)と評された。

 また、「アットホーム賞」には、小野村一弥氏(宇都宮大学大学院)の「VALLEYs 都市のなかの人をつなぐ谷」、「住宅新報社賞」に石田大喜氏(京都建築大学校)の「協働住宅」、「セキスイハイム不動産賞」に近藤巨房氏・古俣尚志氏・彌吉健典氏(工学院大学大学院)の「おきかえるハコの家」、「全国賃貸住宅新聞社賞」に、石川亮平氏(九州大学)の「日常を連ねる家」、「HOME'S賞」に市江龍之介氏(京都工芸大学大学院」の「plat-home」、「SUUMO賞」に長岡里穂氏・原舞香氏の「裏道きずなコミュニティータウン」が、それぞれ選ばれた。

 今回のコンテストについて審査委員長の斉藤氏は、「応募作品は、まるで玉手箱のようで楽しませていただいた。“私の住みたい”と銘打っているだけに、どれも住みたいと思わせるものであり、実現できそうな作品も多かった。受賞作は、コミュニティーについて真剣に考え、それを具体的空間として表現し、そしてハードだけでなく管理やマネジメントにまで踏み込んでいたのが特徴。賃貸管理業を通じて、新しい住まい方を提示し、住まいの価値を高めるべきだという大きなメッセージをいただけたのではないか」とコメントした。

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