不動産ニュース / 開発・分譲

2011/10/26

エネルギーマネジメント採用の分譲マンション「パークホームズ大倉山」、販売開始/三井不動産レジデンシャル

「パークホームズ大倉山」外観イメージ
「パークホームズ大倉山」外観イメージ
共用部の「見える化モニター」
共用部の「見える化モニター」
モデルルーム。スライドパーテーションを利用することで、リビング横の居室をライフスタイルに合わせて可変。当初は、LDKから目の届く子供室やファミリーライブラリーとして想定
モデルルーム。スライドパーテーションを利用することで、リビング横の居室をライフスタイルに合わせて可変。当初は、LDKから目の届く子供室やファミリーライブラリーとして想定

 三井不動産レジデンシャル(株)は、エネルギーマネジメントを採用した分譲マンション「パークホームズ大倉山」(横浜市港北区、総戸数177戸)の第1期販売を、11月5日から開始する。

 同物件は、東急東横線「大倉山」駅徒歩6分の社宅跡地に建設される、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上7階建てのマンション。経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」において、分譲マンションとしては初めての実証プロジェクトとして採択されており、その一環として、地域エネルギーマネジメントの構築とCO2削減をめざした横浜市の「横浜スマートシティプロジェクト」に参加している。

 「エネルギーデザイン」、「モビリティデザイン」、「コミュニティデザイン」を複合的に組み合わせ、持続可能社会の実現のための環境技術を導入。入居者同士や地域のつながりを大切にする次世代型マンションとして、新しいライフスタイルを提案する。

 太陽光パネル20kwによる「創エネ」に加え、東芝製リチウムイオン蓄電池30kwをマンションで初めて導入。夜間や災害時などに電力供給を行なう。マンション共用部のエネルギー消費をコントロールするMEMS、住戸内のエネルギー消費量を「見える化」するHEMSに加え、東芝が開発する地域全体のEMS(CEMS)が連携。マンション内のエネルギーの最適化を図る。「このシステムの導入で、共用部の電力消費を年間20~30%削減できるほか、専有部についてもユーザーに気づきを与えることで省エネを促すことができる」(三井不動産横浜支店開発室主査・小松原高志氏)。

 このほか、環境に配慮した電気自動車カーシェアリングや業界初のレンタカーの宅配システムを導入するほか、居住者が季節の花等の植替え活動などを行なう「グリーンプログラム」など入居者同士のコミュニティサポートをする多様なプログラムなどを用意する。

 住戸は、2LDK~4LDK、専有面積は55~89平方メートル。三井住友建設が開発した「SuKKiT3工法」を導入。梁のないすっきりとした室内空間を実現した。プランニングでは、家族のつながりを意識し、スライドパーテーションやファミリーライブラリーなどで、家族のコミュニケーション促進、ライフスタイルの変化に対応する。

 販売予定価格は、3,800万円台~6,800万円台。最多価格帯は4,900万円台。坪単価230万円。9月からのプレセールスで2,000件以上の反響を得ている。

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