不動産ニュース / その他

2012/2/24

高齢者向け住宅事業、さらに積極化/ミサワホーム

「複合施設としたことで、これまでかなわなかった温かみのある介護・対応を提供していきたい」と語る(株)マザアスの吉田社長
「複合施設としたことで、これまでかなわなかった温かみのある介護・対応を提供していきたい」と語る(株)マザアスの吉田社長
荷物の保管場所も、コインロッカーなどではなくこのようなラックを設置することで、家庭の温かみを演出している
荷物の保管場所も、コインロッカーなどではなくこのようなラックを設置することで、家庭の温かみを演出している
屋根付きの車寄せを設置。「『雨が降っていると濡れるから行きたくない』とおっしゃる方がある。そうしないための工夫です」(吉田社長)
屋根付きの車寄せを設置。「『雨が降っていると濡れるから行きたくない』とおっしゃる方がある。そうしないための工夫です」(吉田社長)
建物の裏手には、散策路を用意
建物の裏手には、散策路を用意

 ミサワホームは23日、3月11日に開設する複合住宅「マザアスホームだんらん柏・増尾台」と「マザアスホーム憩・増尾台」(いずれも、千葉県柏市)をマスコミに公開した。

 「だんらん」は、定員18名(9名×2ユニット)のグループホームで、「憩」は登録25名、通所12名、宿泊5名の小規模多機能ホーム。この2施設を1建物として建設した。

 (株)マザアスの吉田 肇代表取締役社長は、「これまで当社は、介護付有料老人ホーム、高齢者専用賃貸住宅、グループホームなどの高齢者向け住宅・施設を運営してきたが、単独運営よりも、2種類の施設を合わせて運営した方がメリットが大きいケースが多いと考え、適する土地を探していた」と開設の経緯を説明した。

 小規模多機能ホームが通所施設であるということから、利用者が雨で通うのをおっくうになったりしないよう、屋根付きの車寄せスペースを用意。敷地内に散歩のできる散策路や日光浴のできる外部テラスなども設置した。施設内は、これまでの施設のような白やグレーではなく、暖かみのあるインテリア、ファブリックを導入、自宅のようにくつろいで過ごせるような工夫を随所にほどこしている。

 3月には、北海道札幌市に生活サポート付きの高齢者向け賃貸住宅「BLAN JR札幌」と要介護高齢者向け住戸「マザアス札幌」の複合住戸をオープンする予定。吉田氏は「ミサワグループの中期経営計画では『大都市圏を中心に、サービス付き高齢者向け住宅やグループホームなどの運営施設数を倍増する』としており、今後もエリア特性、需要などをにらみながら、積極的に展開していきたい」と語った。

 「マザアスホームだんらん柏・増尾台」「マザアスホーム憩・増尾台」の詳細は、ニュースを参照。

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