不動産ニュース / 開発・分譲

2012/6/4

東京・浅草のホテル、8月10日に開業/ヒューリック

「THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC」外観予想図
「THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC」外観予想図
写真左から、同ホテル総支配人の宇野敬介氏、ヒューリックホテルマネジメント(株)社長の三上 隆氏、ヒューリック社長の西浦三郎氏、建築デザイン担当の内田 繁氏、ロゴ・VIデザイン担当の佐藤 卓氏、アート担当の日比野克彦東京藝術大学教授
写真左から、同ホテル総支配人の宇野敬介氏、ヒューリックホテルマネジメント(株)社長の三上 隆氏、ヒューリック社長の西浦三郎氏、建築デザイン担当の内田 繁氏、ロゴ・VIデザイン担当の佐藤 卓氏、アート担当の日比野克彦東京藝術大学教授

 ヒューリック(株)は、同社が初めて手掛けたホテル「THE GATE HOTEL 雷門 by HULIC」を8月10日に開業する。1日、開業前の記者発表会を開いた。
 
 同ホテルは、東京メトロ銀座線・都営地下鉄浅草線「浅草」駅徒歩2分に位置する、鉄骨造地上14階建て。CO2先導事業補助金事業に採択された“高効率小型コジェネによる排熱利用”と“太陽熱と潜熱蓄熱材を組み合わせた空調システム”により、年間CO2排出量約31%を削減する。建築・インテリアデザインは、(株)内田デザイン研究所の内田 繁氏が、フロント・レストラン・バーが入る13階フロアのアートワークを東京藝術大学教授の日比野克彦氏が担当する。

 外観は、窓の配列美を意識したシンプルかつ知的でクールなデザイン。ロビー階は、東京スカイツリーや浅草を見渡せるパノラマを活かすため全面窓ガラスを採用する。

 メインターゲットを国内外の観光客や東京近郊在住のアッパー層とし、個人客に愛される“インティメイト(intimate=親密な、懇意な)なホテル”を目指す。「浅草ショールーム」と称し、スタッフが“浅草コンシェルジュ”として自ら現地に出向き、見聞きした浅草の魅力を顧客に伝えるサービスを提供する。

 客室は全7タイプ、137室(客室面積15~58平方メートル)。宿泊料金は、1人当たり1万4,000円~8万円、中心価格帯は2名利用1室2万5,000円(いずれも税・サービス料別)。総事業費は約8億円。年間売上10億円、稼働率84%、顧客の外国人比率25%を目標とする。

 発表会で挨拶したヒューリック代表取締役社長・西浦三郎氏は「浅草は年間2,000万人以上の観光客が訪れ、東京スカイツリーの開業によりさらなる集客が見込める。3年前から老朽化が進んだ築57年の保有ビルの建て替えを検討し始め、雷門前という好立地を活かすためホテルへ改装した。フロントをあえて13階に設けることで、来訪者にまずスカイツリーの眺望を見てもらうよう演出した」などと話した。

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サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

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