(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターは25日、「相談統計年報2012」を発表した。11年度末時点までに同センターに寄せられた住宅相談、住宅紛争処理などの内容を集計・分析したもの。
11年度における電話相談件数は2万483件(前年度比16%増)。そのうち、「新築住宅不具合等相談」は8,955件(同56%増)、「リフォームに関する相談」は6,748件(同32%増)となった。電話相談全体では不具合や契約上のトラブルに関する相談が増加傾向にあり、1万5,205件と全体の74%を占めた。
専門家相談(無料対面形式)は全国52ヵ所の弁護士会館で実施し、相談件数は909件(同44%増)。内訳は「評価住宅」126件、「保険付き住宅」338件、「リフォーム」445件となり、リフォームに関する相談が全体の約半数を占めた。
住宅紛争処理は、受け付けられた評価住宅および保険付き住宅の紛争処理の件数が105件で、そのうち保険付きの住宅は74件と大幅に増加。また、年度内に終結した事件は298件で、半数以上が調停等の成立により解決している。
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