不動産ニュース / ハウジング

2012/11/8

埼玉・熊谷市で大型スマートタウンを開発へ/ミサワホーム

スマートタウン全体イメージ
スマートタウン全体イメージ

 ミサワホーム(株)は7日、埼玉県熊谷市が実施する「熊谷スマートタウン整備事業」の優先交渉権者に選定され、6日に市と基本協定書を締結したと発表した。

 同スマートタウン事業は、JR高崎線「籠原」駅徒歩約14分、開発面積1万8,596.5平方メートル、住宅地等面積1万3,064.5平方メートル。設置予定戸数は73戸、区画規模は165.0~223.2平方メートル。

 同社が開発事業主となり、ミサワホーム西関東(株)が建物施工と販売を担当する。今回の計画では、全棟を太陽光発電システムやHEMSなどの先進の環境設備を採用したZEH仕様とし、まち全体の温熱・風環境のシミュレーションを実施して効果的な微気候デザイン設計を導入することでまち全体のCO2排出量の大幅削減に取り組んでいく。

 タウン内の公園には気象観測装置を設置し、気温や湿度、風向、風速などを計測。その情報を住民専用のWEBサイトで公開することで、環境に配慮した行動を喚起する。
 また、将来を見据えオンデマンドバスやカーシェアリングなどのモビリティシステムの導入も検討するなど、低炭素型まちづくりを目指していく。同時に地域コミュニティの形成促進や生物多様性保全も目指しており、住民同士のつながりを生むノウハウや周辺の生態系の調査結果なども、まちづくり設計に反映していく。
 さらに、まち全体に微気候デザイン設計を活用し、「体感温度-3.5度」を目指す小さなクールスポットもつくっていく。

 なお、同事業は2014年度中に造成を完了、15年度夏頃の販売開始を目指す。

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