不動産ニュース / 開発・分譲

2012/11/8

東京・飯田橋駅前再開発地で地上40階建てタワーマンション発売/三井不レジデンシャル

「パークコート千代田富士見ザ タワー」完成予想図。写真右が同物件、左のオフィスビルも三井不動産が開発する
「パークコート千代田富士見ザ タワー」完成予想図。写真右が同物件、左のオフィスビルも三井不動産が開発する
旧江戸城外濠に面することから、外濠の桜と石垣との連続性を重視。再開発地内には40本の桜を植樹するほか、マンションエントランスアプローチに、石垣を設置する
旧江戸城外濠に面することから、外濠の桜と石垣との連続性を重視。再開発地内には40本の桜を植樹するほか、マンションエントランスアプローチに、石垣を設置する
モデルルーム内部。SI工法で階高3
モデルルーム内部。SI工法で階高3

 三井不動産レジデンシャル(株)は、超高層タワーマンション「パークコート千代田富士見ザ タワー」(東京都千代田区、総戸数:505戸)の第1期(255戸)を、10日から販売する。

 同物件は、JR中央線「飯田橋」駅徒歩3分に位置する、東京警察病院跡地を中心とした「飯田橋駅西口地区第一種市街地再開発事業」の住宅棟として建設されるもの。三井不動産グループは、2006年同事業に参画。隣接するオフィスビルの開発も手掛ける。

 建物は、地上40階地下2階建て。建設地に本社があった前田建設工業(株)が施工する。デザインコンセプトを日本特有の美意識「粋」とフランスの精神「エスプリ」とし、国内外の有名デザイナーに各分野のデザインを依頼。旧江戸城外濠に面することから、外濠の桜と石垣との連続性を持たせるべく、桜40本の植樹、エントランス前への石垣設置などを行なう。防災対策も、東日本大震災を受け強化し、72時間稼働の非常用発電装置・太陽光発電・蓄電池の設置、3日分の飲料水確保、防災備蓄などを行なう。

 住戸は、専有面積42~181平方メートル。SI工法で階高3,450mmを確保することで、フラットな空間と眺望・採光を確保。共用施設として、ライブラリー、ゲストスイート、フィットネスルーム、サウンドスタジオ、キッズルームなどを用意した。
 また、24時間常駐のコンシェルジュ、ポーターサービス、家具の移動など居住者の自宅内での手伝いを行なうホームアテンダントサービスに加え、メインターゲットとするアクティブシニアを意識し、東京女子医大と提携した「プレミアムメディカルサービス」や、安否確認サービスなども用意している。

 第1期の販売価格は、4,990万~4億4,980万円、最多価格帯は9,100万円台、平均坪単価は約470万円。販売戸数の半数以上(127戸)が1億円を超える。10月6日のモデルルームオープン以来1,600組が来場、事前反響は8,000組。千代田、新宿、文京区居住者を中心に全国から集客しており、約7割が持ち家層。

 7日記者会見した、同社都市開発一部長の山田貴夫氏は「当物件は、再開発による利便性、駅へのアクセス、豊かな緑など都心居住を満喫するには絶好のロケーション。ユーザーの反響もよく、都心高額マーケット再活性化の契機としたい」などと抱負を語った。

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