不動産ニュース / 開発・分譲

2013/2/25

東京・福生に外部サービス利用型のサ付住宅竣工/コミュニティネット

「ゆいま~る拝島」外観。1階左側のスペースは、周辺住民も利用できる食堂がオープンする
「ゆいま~る拝島」外観。1階左側のスペースは、周辺住民も利用できる食堂がオープンする
専有面積29.75平方メートルの居室。同物件には2人で入居するケースが多いという
専有面積29.75平方メートルの居室。同物件には2人で入居するケースが多いという
オープンを記念した入居者交流会の様子。「不安要素を一つひとつ取り除いてくれるサービスの充実さが入居の決め手」「ここに住めば今より元気になれるような気がする」など、入居者の声が聞かれた
オープンを記念した入居者交流会の様子。「不安要素を一つひとつ取り除いてくれるサービスの充実さが入居の決め手」「ここに住めば今より元気になれるような気がする」など、入居者の声が聞かれた

 (株)コミュニティネットは22日、外部サービス利用型特定施設入居者生活介護(以下、外部サービス利用型)のサービス付き高齢者住宅「ゆいま~る拝島」(東京都福生市、総戸数44戸)を竣工。報道陣に公開した。

 介護付き有料老人ホーム同様のサービスを受けられる外部サービス利用型のサ付住宅は、都内で4ヵ所目、全国で18ヵ所目となる。

 同物件は、JR青梅線・五日市線・八高線、西武拝島線「拝島」駅徒歩4分に位置。敷地面積約1,400平方メートル、延床面積約2,700平方メートル、鉄筋コンクリート造7階建て。大和ハウス工業(株)が設計・施工を担当、大和リビングマネジメント(株)が建物管理を行なう。

 1階には、周辺住民も利用できる食堂に加え、デイサービス(運営:(株)ケアサービスひかり)・訪問診療クリニック(運営:医療法人おひさま会)を設置。介護が必要になった際には、月々約1万円(あるいは15分900円を選択可能)で、ケアプラン外の介護サービスが利用できるなど、入居から終末期医療まで住み続けることのできる仕組みを整えた。

 同日会見した、同社代表取締役の髙橋英與氏は「この住宅の最大の特徴は『地域開放型』であること。居住者と周辺住民が積極的に関わり合うことで、まちの活性化にもつなげていきたい」などと話した。

 住戸は、専有面積29~46平方メートル、間取りは1K、1LDK、2K。家賃は前払い方式か月払い方式を選択可能で、月払いの場合は8万7,000~14万8,000円。共益費は1住戸当たり1万円。1人入居の場合のサポート費は、自立4万5,000円、介護認定3万5,000円。2人入居の場合、1人当たり自立者3万6,250円、要介護認定者2万6,250円。21日現在、44戸中34戸が契約済み。

 同社は今後、人材育成ノウハウやニーズに基づいたサ付住宅の開発プラン立案・提案を全国1,000ヵ所で行なっていく考え。

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