不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2013/5/31

契約高が伸張し増収増益/アールシーコア13年3月期決算

「本部と地区販社で協同して、お互いの弱点を補完し合っていく」と話す同社代表取締役社長の二木浩三氏
「本部と地区販社で協同して、お互いの弱点を補完し合っていく」と話す同社代表取締役社長の二木浩三氏

 (株)アールシーコアは30日、2013年3月期決算説明会を開催した。

 当期(12年4月1日~13年3月31日)は、連結売上高102億3,000万円(前年同期比8.3%増)、営業利益6億8,800万円(同3.8%増)、経常利益6億7,600万円(同4.6%増)、当期純利益3億9,600万円(同32.9%増)となった。売上高は前期の販社部門の契約残高などにより過去最高を更新、営業利益は費用の支出があったものの、増収効果により微増益となった。

 直販部門では、期首契約残高が少なかったことなどにより、売上高23億3,400万円(同6.4%減)となった。この減収影響に加え、「BESS藤沢展示場」新設のための人件費や固定費負担等が響き、セグメント利益は2億200万円(同30.2%減)大幅減少に。しかし、ブランド浸透や藤沢展示場新設効果等により、展示場新規来場件数が前年同期比22.0%増加と大きく伸長し、セグメント契約高は27億9,900万円(同25.7%増)と大幅に改善した。

 販社部門は、豊富な期首契約残高と期中の好調な契約により、70億6,500万円(同9.9%増)と過去最高を達成。セグメント利益は20億4,000万円(同15.9%増)と好調に推移した。セグメント契約(受注)高も、65億6,700万円(同7.0%増)と上向き方向。また、集客面も展示場新規来場件数は前年同期比12%増加と好調を保った。

 同日の説明会で同社代表取締役社長の二木浩三氏は「販社制度では、本部は地域に精通している地区販社のマーケティング力と商品力を、地区販社は本部の市場との距離と施工力を、お互い補完し合っていく。単独展示場は、潜在BESSファンを自動顕在化する装置。現在の再来場率は48%で、この数字が上がると成約率も上がるので、今後も各地域により密着した展示場を展開していきたい」などと述べた。

 なお次期は、連結売上高127億円、営業利益8億9,000万円、経常利益8億9,000万円、当期純利益5億3,000万円を見込んでいる。

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