（株）ザイマックス不動産総合研究所は17日、「東京23区 1人当たりオフィス面積調査（2012年）」結果を発表した。調査期間は09～12年（年に1度）、東京23区のオフィスビルに入居する一般事務所用途テナントを対象に実施。有効データ数は3,503（12年909、11年894、10年871、09年829）。
それによると、12年の1人当たりオフィス面積（賃借面積÷利用人数）は3.96坪。09～12年にかけ、4坪程度で横ばいに推移しており、大きな変化は見られなかった。
業種別にみると、「学術研究、専門・技術サービス業」4.41坪、「金融業・保険業」4.36坪、「製造業」4.16坪、「サービス業（他に分類されないもの）」3.48坪、「情報通信業」3.36坪と、業種により違いがあることが分かった。
また、09～12年にかけ、入居しているビル内で賃借面積を拡張、または縮小したテナントを抽出。その前後の1人当たりオフィス面積を比較したところ、拡張したというテナントでは、拡張前の面積は3.05坪、拡張後は3.72坪と、2割程度増加していた。縮小したテナントでは、縮小前は4.24坪、縮小後は3.38坪と、2割程度減少していた。
