積水化学工業（株）住宅カンパニーは13日、太陽光発電システム（以下、「PV」）とHEMSを搭載した住宅の電力量収支に関する調査の結果を公表した。2012年12月までに同社住宅に入居済みの1,726戸を対象に、13年1～12月の消費電力量・発電量・電力量収支を、住宅に設置しているHEMSを通じて収集・分析した。
消費電力量から発電量を引いた「年間電力収支」がマイナスとなったネット・ゼロエネルギーを達成した住宅（ZEH）は224戸で、全体の13％を占めた。ZEHを達成した住宅のPV搭載量中央値は5.55kW。
また、テレビなど家電の消費電力を計算せず、空調や換気・照明といった建築設備のみで計算した場合はさらに791戸（46％）がZEHとなる。
調査対象のPV搭載住宅の光熱費収支の中央値はプラス1万6,252円。年間4,188kWhを売電し、7,039kWhを購入した計算になる。家電を含めたZEHは年間売電量5,637kWh、購入電力量4,384kWhとなり、年間光熱費収支は約12万5,000円のプラスとなった。
