不動産ニュース / IT・情報サービス

2014/5/23

女性比率が高いほど1人当たりオフィス面積が広くなる傾向/ザイマックス不動産研究所

 (株)ザイマックス不動産研究所は22日、「東京23区1人当たりオフィス面積調査(2013年)」結果を発表した。年に1度、東京23区のオフィスビルに入居する一般事務所用途テナントを対象に調査を実施しているもの。今回の有効データ数は987。

 1人当たりオフィス面積(テナントの賃借面積÷利用人数)の分布における中央値は3.93坪(前年比0.03坪減)となり、調査開始以来、大きな変化は見られなかった。

 エリア別の分析では、主要3区(千代田区、中央区、港区)は、1人当たり4坪が中心となっているが、新宿区、渋谷区は1人当たり3.62坪と、全体水準を下回った。これは、主要3区は金融保険業のほか、幅広い業種のテナントが入居するオフィスビルが集積しているが、新宿区、渋谷区は1人当たり面積が比較的小さい人材派遣業や情報通信業が多いことが要因ではないか、としている。

 また、利用人数のうちに女性が占める割合別に比較したところ、女性比率10~20%は3.82坪、20~30%は3.91坪、30~40%は4.15坪、40~50%は4.21坪と、女性比率が高くなるほど、1人当たりのオフィス面積が広くなる傾向が顕著となった。女性比率が高い企業では、女性の働きやすい環境整備のため、女性用ロッカールーム、球形スペースなどを設けるケースが多いため、と分析している。

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