住友林業(株)は2日、従来の全館空調システムに「外気冷房」の機能をプラスした、オリジナル全館空調「エアドリーム ハイブリッド」を発売した。
「エアドリーム ハイブリッド」は、従来の全館空調システムに加え、外気が心地よい温度の時には「外気冷房機能」で屋外の爽やかな空気を積極的に室内に取り入れる、機械と自然の力を融合した空調システム。
「外気冷房機能」は、一般的にビルなどの大型建築物に採用されている環境に配慮したシステムで、戸建住宅の全館空調システムへの採用は今回が初だという。
同システムに備えられた高効率の熱交換換気によって、換気の際に排出される熱エネルギーの最大90%を室内に戻すことで、省エネルギーと冷暖房に掛かる電気代を低減。また、健康に悪影響を及ぼすPM2.5を99%除去することのできる、高性能な「電子式エアクリーナ」も備えている。
同システムでは、一般の家庭で使われる従量電灯より単価が大幅に安い低圧電力を使用することで、さらなるランニングコストの低減が可能となる。
販売エリアは、次世代省エネ基準の地域区分で5~7地域。販売価格は、税別195万円(35坪2階建て、機器床置き想定)。
初年度販売目標は500戸。