不動産ニュース

2015/5/22

福島で環境・防災配慮型次世代オフィス「大和ハウス福島ビル」竣工/大和ハウス工業

「大和ハウス福島ビル」外観
「大和ハウス福島ビル」外観
「パッシブエアフローウィンドウ」
「パッシブエアフローウィンドウ」

 大和ハウス工業(株)は22日、福島県郡山市で開発してきた環境・防災配慮型次世代オフィス「大和ハウス福島ビル」を竣工した。

 敷地面積4,471.41平方メートル、延床面積 3,640.50平方メートル。鉄骨造地上5階建て。

 通風・採光など自然の力を生かす「パッシブコントロール」、創エネ・省エネを行なう「アクティブコントロール」、それらを適正に制御するBEMSを活用した「スマートマネジメント」を組み合わせることにより、CO2排出量を最大53%削減できる環境性能を実現。福島県内では最大のCO2削減率のオフィスとなる。

 「パッシブコントロール」では、空調負荷を低減する「パッシブエアフローウィンドウ」や雨水・風速センサー付き「自動制御換気塔」を採用。
 「アクティブコントロール」では、年間を通して一定の温度に保たれている地中熱を採熱し、空調エネルギーの負荷を低減する「地中熱空調システム」や、最適な温度・湿度の空気を室内に供給し、快適な室内環境とランニングコスト削減を実現する「デシカント空調システム」を導入している。

 また、屋上には38.8kWの太陽光発電システムを設置。ピークカット、防災配慮の面で15kWhのリチウムイオン蓄電池を導入した

 なお、今回採用した環境配慮技術について、5月25日から1年間、従業員が入居、運用しながら実証実験を行い、次世代オフィスの開発に活用していく。

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