不動産ニュース / リフォーム

2015/10/6

泉北ニュータウン内団地の公募リノベプラン、最優秀作品選定/大阪府住宅供給公社

 大阪府住宅供給公社は、茶山台団地(堺市南区)において、民間事業者からリノベーションプランを公募型プロポーザル方式で募集。2日に最優秀作品を選定した。

 同公社は、昨年度より堺市と連携して、同団地での住戸リノベーションモデル事業等の住戸改善事業を実施している。また、同団地のある泉北ニュータウンはまちびらきから約50年が経過し、少子高齢化や人口減少が進行。2015年1月に堺市は「泉ヶ丘駅前地域活性化ビジョン」を改訂し、「子育て」「健幸」「創造」をテーマに活性化に向けて取り組むことを示した。

 今回、その一環として茶山台団地において若年世帯や子育て世帯等を同地域に誘引するため、既存住宅の住戸改善提案競技をモデル的に実施し、「2戸1住戸リノベーションプラン3戸分の設計・施工一式」と「1住戸リノベーションプラン2戸分の設計・施工一式」のプランを募集した。

 「2戸1住戸リノベーションプラン3戸分の設計・施工一式」では、約90平方メートルの広い間取りを活用した、子育て世帯向けの住宅プランの提案を求め、(株)星田逸郎空間都市研究所・(株)森工務店の提案を選定。子育て世帯に「空間のゆとりや、のびのびとした子育ての環境」等、さまざまな子育て世帯に受け入れられる3つのテーマを3住戸それぞれに設けた提案であること、また、テーマごとに多様な家族構成の変化に対応できる可変間仕切りの採用等、特徴ある3パターンの仕様の提案であること等を評価した。

 「1住戸リノベーションプラン2戸分の設計・施工一式」では、若年の夫婦(新婚・DINKS)や単身世帯、または未就学の子育て世帯向け等の若年層の多様なニーズに対応する住宅プランの提案を求め、ケイ・エス工業・アトリエ天藤の提案を採用。限られた空間でありながら、DKおよびトイレを独立した計画としたことや、水回り部分を集約した提案であること、また、ワンルーム空間を基本にしつつ、入居者自ら改造を加えたくなるような工夫が盛り込まれた提案であること等を評価した。

 2015年11月下旬に着工、16年2月下旬竣工、同年春以降に入居開始を予定。

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