不動産ニュース / 開発・分譲

2016/8/9

世田谷中町の複合開発、多世代交流施設の企画を産学連携で実施/東急不動産

学生によるプレゼンテーション
学生によるプレゼンテーション

 東急不動産(株)は、現在開発を進めている分譲マンションとシニア住宅の複合開発「世田谷中町プロジェクト」(東京都世田谷区)の共用施設として設ける多世代交流の場「コミュニティサロン」の空間設計やプログラム企画を、東京都市大学と産学連携により実施する。

 同プロジェクトは、世代循環型のまちづくりを目指す地域コミュニティ形成の一環として、コミュニティサロンを使った多世代交流プログラムを展開していくこととしており、同じ世田谷区にキャンパスのある同大学との連携を決めたもの。同大学では、都市生活学部都市生活学科川口研究室など2学部3学科の学生32名が参加。3グループに分かれて調査・研究を展開。シニア住宅の入居者や近隣住民へのヒアリングや、他のエリアの地域活動や交流施設視察などを通じ、交流拠点のアイディアを立案した。

 8日には、東急不動産グループのプロジェクト関係者や同大学関係者に対し、各グループによる提案内容のプレゼンテーションが行なわれた。学生からの提案は(1)シニア自らがラウンジやキッチンを使った入居者と地域住民とをつなぐプログラム、(2)子供からシニアまでが集う「ものづくりカフェ」を起点としたコミュニティづくり、(3)学生による入居者と地域住民とを結びつける学びの場づくり、など。これらを実現する空間設計として、「土間のような気軽に訪れやすい空間」「さまざまな工作ができる、工具などがしまえるなどの機能を持つ可動式家具」といった提案がなされた。

 こうした学生の提案に対し、参加した関係者からは「われわれにはない視点が参考になった」といった評価の声とともに「プログラムをどうやって継続させるかの視点がほしい」「通りがかった人が入りたくなるようなデザイン提案をしたらどうか」といった指摘もなされた。

 発表会で挨拶した東急不動産ウェルネス事業ユニットヘルスケア事業本部執行役員本部長の小室明義氏は「1万坪の敷地を持つこのプロジェクトは無限の可能性があり、単に分譲マンションと高齢者住宅を作っただけでは、土地が泣いてしまう。それだけにいかにしてソフトを考えるか重視しており、学生の皆さんのフレッシュな企画提案、予定調和のない柔軟な企画提案を期待している」などと語った。

 同大学では、今後も引き続き、企画の取捨選択、運営参画、運営改善など交流施設の運営に授業を通じて関わっていく。

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