不動産ニュース / ハウジング

2016/10/18

夫婦のみや女性の単独世帯にも対応する戸建住宅を発売/住友林業

料理と洗濯を同時にできる動線を提案する
料理と洗濯を同時にできる動線を提案する

 住友林業(株)が資材提供と技術支援を行なう全国の地域建設会社からなるイノスグループは、女性の知恵を集結した新商品「MOTENA(モテナ)」を、17日より発売した。

 「MOTENA」は、ファミリー層に加え、夫婦のみ世帯や単身女性も住みやすいように開発した商品。商品名はあたたかく“もてなす”という意味が含まれている。

 夫婦のみの世帯向けは、料理・洗濯が同時進行できるよう、キッチンと洗面所を隣合わせに配置。互いの時間を大切にするため、2階に趣味や自分の時間を過ごせる多目的スペースを設ける。モデルプランは114.68平方メートル・3LDKで、施工坪単価は53万7,000円(税込み)~。
 女性の単独世帯向けは、将来の両親との同居を前提としており、生活時間帯が異なっていても互いの生活音が気にならない設計となっている。モデルプランは115.10平方メートル・2LDKで施工坪単価は54万7,000円(税込み)~。
 ファミリー層向けは、子供の片付けが習慣化するよう、帰宅してからリビングに行くまでの動線上にランドセルや上着などの収納を配置する。モデルプランは116.75平方メートル・3LDKで施工坪単価は51万4,000円(税込み)~。

 また、女性は住まいにおいてキッチンなどの設備を重視する傾向にあることから、照明や飾り棚、室内物干しなど選択可能なアイテムを8種類用意。キッチンについては、高さや幅、収納の量、天板の材質から扉カラーまでのカスタマイズを可能とした。 

 今後、夫婦のみの世帯や単独世帯が増える中、地方では集合住宅が少なく、一戸建てもファミリー層向けが中心であるため、同社はこうしたマーケットの変化に対応した商品を展開していくとしており、同商品については、18年3月までに50棟の販売を目指している。 

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