(一社)不動産競売流通協会(FKR、代表理事:青山一広氏)は14日、ホテルJALシティ田町東京(東京都港区)でFKRカンファレンス2016を開催。16年の活動報告と17年の活動予定報告などを行なった。
16年は、5月26~29日に東京ビッグサイト(東京都港区)で開催された「住スタイルTOKYO 2016」の会場内で、同協会初となる「不動産オークション」を開催。今後はインターネットオークション開催も予定している。また、全国6支部を中心に、地域に根付いた活動を強化。会員アンケートの声を生かし、東京・関西で毎月開催していた消費者向けの勉強会を沖縄、北海道、新潟など地方でも初開催した。
競売不動産取扱主任者資格は、今年第1回目の更新登録時期を迎え、5年前の登録者数321名が現在2,300名まで増加。今後さらなる資格の周知に努めるとした。
17年は、不動産経験がない新規不動産業者でも加入できるフランチャイズとの差別化を図ることを目的に、同協会への入会条件として「競売不動産取扱主任者の在籍」を必須とし、会員の質を高めていくとした。
カンファレンスで挨拶した同協会代表理事の青山一広氏は、「今後のビジネスを考えるに当たって、マスコミ報道をうのみにせず、自分のアンテナを広く張り、さまざまな視点から物事の事実・本質を確認することが重要。17年は、投資系不動産は引き続き好調を維持するはず。自身で情報を集め分析し、現状をきちんと認識すればまだまだ発展のチャンスはある」などと述べた。