(一社)全国住宅産業協会は10日、ホテルニューオータニ(東京都千代田区)で新年賀会を開催。会員や国会議員、関連団体役員など1,000人を超える人々が参加し盛会となった。
冒頭挨拶した同協会会長の神山和郎氏は、「マンション業界は供給も需要もかなり渋い状況で苦戦している。住宅と消費税のあり方について再度検討していただきたい」などと国への要望を述べた。さらに人口減少傾向や空き家問題に触れ、「マンションの空き家が増えることで管理費が減少すれば、マンションがスラム化するなど、深刻な問題が出てくる。リバースモーゲージをもう少し活性化するなど、今から真剣にその対策を講じていかないといけない」などと述べた。
続いて来賓として挨拶した石井啓一国土交通大臣は、税制改正や空き家問題等に触れ、3月に閣議決定した新たな住生活基本法に位置付けられた政策の推進、また、2025年開催予定の万国博覧会の大阪府への招致に向けた官民一体となる働きかけ等への協力を要請した。