(一社)プレハブ建築協会は13日、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)で、新年賀詞交歓会を開催した。
冒頭あいさつした同協会会長の樋口武男氏は、「日本には6,024万戸ほどの住宅ストックのうち、800万戸ほどが空き家になっている。好調な集合住宅も、古いものは空き家になってしまっている。耐震不十分な住宅が1,050万戸程度、断熱性能が足りていない住宅も2,000万戸ほどある。長期優良住宅は全体の1~2%しかない。耐震や断熱性能の不十分な住宅を、長期優良住宅に変えていかなくてはならず、空き家問題にも取り組まなくてはいけない。まだまだ業界はやることがある」と述べた。
また、今後伸ばしていく事業として海外事業を挙げ、「安倍首相が世界各国のトップと会談し、政府が道を開いていて、積極的に活動してもらえるのは大変ありがたい」などと話した。
来賓として国土交通省や経済産業省をはじめ、政府要職、協会会員、業界関係者などが多数出席。副会長の竹中宣雄氏の音頭で乾杯し、盛会となった。