森ビル(株)は18日、同社が参加組合員として推進する再開発事業「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」および「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」の着工を発表。
14年6月に開業した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の隣接地において推進する3プロジェクトのうちの2つ。もう1つは「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。「虎ノ門ヒルズ」一帯に、国際水準のオフィス、住宅、ホテル、商業施設、交通インフラなどさまざまな機能を整備し、「国際新都心・グローバルビジネスセンター」となることを目指す。プロジェクト全体や各物件の概要は2016年4月13日付のニュースを参照。
ビジネスタワーは2月着工、19年12月竣工。レジデンシャルタワーは3月着工、20年4月竣工を予定。
18日にはビジネスタワー(虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業)の起工式および祝賀会を開催。同社代表取締役の辻 慎吾氏は「本事業は、14年に国家戦略特区の事業に指定されたことを受け、都市計画決定から着工まで約1年半と短い期間で進めることができた。森ビルとしても初めて着工する国家戦略特区プロジェクトで、虎ノ門ヒルズ一体開発の重要な事業。
これから着工するレジデンシャルタワー、ステーションタワーと、既存の森タワーで都市を形成し一体的に運営することで、世界のヒト・モノ・カネ・情報を引き付ける都市への成長を目指す」と挨拶。
来賓挨拶で登壇した国土交通大臣政務官の藤井 比早之氏は「日本経済を成長させる景気回復には、都市空間の活用・創造、不動産価値の向上が重要となるが、同事業は、国家戦略特区のリーディング事業として、その効果に大変期待している」などと述べた。