不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/2/6

民間住宅ローン、「変動金利型」増加し6割超に/住宅金融支援機構調査

 (独)住宅金融支援機構はこのほど、2016年度「民間住宅ローンの貸出動向調査」結果を発表した。16年9月1日~10月30日の期間、民間住宅ローンを取り扱う金融機関330機関に対し、アンケート調査を実施。回答数は307件。

 新規貸出額の金利タイプ別構成比は、「変動金利型」が61.8%(前年度比7.1ポイント上昇)と増加。一方、「10年固定型」18.2%(同1.6ポイント下落)、「5年固定型」4.8%(同2.5ポイント下落)など、他の金利タイプはほとんどが減少。今後重視する商品特性については、「全期間固定型」の割合が66.6%(同1.6ポイント上昇)と最も多く、次いで「変動金利型」が51.7%(同4.1ポイント下落)、「全期間固定型」が23.8%(同6.0ポイント上昇)となった。

 住宅ローンの積極化方策では、「商品力強化」が60.2%(同2.5ポイント上昇)と最多。「借換案件の増強」59.8%(同5ポイント上昇)、「金利優遇拡充」48.8%(同3.2ポイント上昇)と続いた。

 取扱検討中の商品については、「リバースモーゲージ」が57.0%と最も多く、次いで「自宅を賃貸し、賃料を担保とした住宅ローン」が12.9%、「マンション共用部分の修繕リフォーム向けローン」が11.8%に。

 今後重視する商品では、「新築向け」が76.3%と最も多かったが、前回調査から11.1ポイント下落。「中古住宅向け」は63.7%(同5.2ポイント上昇)、「リフォームローン」は62.3%(同3.8ポイント上昇)と、いずれも上昇した。

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