(株)ファーストロジックは6日、2017年1月期の投資用不動産の市場動向を発表した。同社が運営する不動産投資サイト「楽待」に、1月1~31日の期間、新規掲載された物件と問い合わせのあった物件を調査したもの。
投資用1棟アパートは、表面利回りが新規掲載物件で9.22%(前月比0.44ポイント下落)、問い合わせ物件で11.07%(同0.11ポイント下落)といずれも下落した。物件価格は、新規掲載価格が6,954万円(同479万円増)、問い合わせ物件が5,857万円(同83万円減)となった。
投資用1棟マンションは、表面利回りが新規掲載物件で7.44%(同0.25ポイント下落)、問い合わせ物件で9.37%(同0.13ポイント上昇)。物件価格は、新規掲載物件が2億1,736万円(同697万円増)、問い合わせ物件が1億8,632万円(同1,165万円増)といずれも増加。
投資用区分マンションは、表面利回りが新規掲載物件で7.89%(同0.19ポイント下落)、問い合わせ物件で10.08%(同変動なし)。物件価格は、新規掲載物件が1,448万円(同53万円増)、問い合わせ物件が1,217万円(同39万円減)となった。
投資用不動産のすべての物件種別で価格が上昇。区分マンションの価格は5ヵ月ぶりに上がった。1棟アパートの価格は前月と比較して7.4%上昇しており、同社では「1,000万円未満の比較的低価格な物件が減少したことが要因の一つ」と分析している。