不動産ニュース / その他

2017/2/8

「振り込め詐欺被害防止アドバイザー」受嘱を呼び掛け/マンション管理業協会

制度説明会の様子
制度説明会の様子

 (一社)マンション管理業協会は8日、「振り込め詐欺被害防止アドバイザー」制度説明会を、すまい・るホール(東京都文京区)にて開催した。

 同制度は、警視庁が振り込め詐欺防止対策として2008年にスタートした施策。警視庁副総監から委嘱されたアドバイザーが、ボランティアで地域の振り込め詐欺被害を防止するもの。現在、約2万3,000人が警察と協力して活動している。

 説明会では、警視庁生活安全総務課の職員が、振り込め詐欺の認知状況や被害額について説明。16年の発生件数は1万2,680件、被害額は約368億円にのぼるとした。しかしながら、金融機関職員やコンビニ従業員がアドバイザーとして注意喚起したことにより、29億9,000万円の被害を未然防止するとともに、犯行拠点25ヵ所を摘発、552名の被疑者逮捕につながっているという。

 同協会副理事業の鶴谷彰人氏は、「振り込め詐欺は、地域において解決すべき喫緊の課題。会員企業である(株)大京アステージが昨年10月、警視庁よりアドバイザーとしての取り組みを受嘱している。さらに多くの会員企業に制度の趣旨をご理解いただき、全国支部を通じて展開していく考えだ」と話し、参加している会員企業にアドバイザー受嘱を呼びかけた。

 振り込め詐欺などの被害状況とアドバイザーの役割に関する研修を警視庁から受けた後、マンションでの居住者への声掛けや情報提供、注意喚起などの啓発活動を開始。研修開催については、同協会が希望する会社をとりまとめる。協会受付アドレス(gyoumu@kanrikyo.or.jp)へ、表題を「アドバイザー研修開催希望」として、会社名、連絡窓口担当者名、電話番号、メールアドレス、研修参加予定人数を記載の上、2月24日(金)までに申し込む。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆