不動産ニュース

2017/3/6

世界の物流施設の実質賃料、4%の上昇/プロロジス

 プロロジスは6日、「プロロジス 物流施設賃料インデックス2016」を発表した。

 同社が施設を有する世界のマーケットの中から、主要60マーケットについて、物流施設の賃料推移傾向を分析したもの。フリーレントなどの賃料条件の調整を考慮し、世界規模で実質賃料に焦点を当てている点が特徴。

 16年の物流不動産の賃料は、グローバルで4%の上昇。賃料上昇を牽引したのは、5%の伸びをみせたアメリカで、世界で最も速いペースでの上昇であった。主要湾岸マーケットの伸びが特に著しく、アメリカ国内の他マーケットに比べて1.5%以上の差が見られた。ヨーロッパにおける賃料上昇率は3%であり、勢いが増している。
 また、新規契約時のマーケット賃料と既存の契約賃料の差は、過去最高となった。このため、マーケット賃料の伸びが緩やかになっても、実質賃料は上昇し続けることが見込まれ、物流不動産における利益成長を下支えするものと予測できる。

 消費の拡大や、需要と供給の好ましい動きが主要因となり、マーケット賃料の上昇が継続。主要マーケットの多くでは、開発コストが急速に上昇しており、賃料上昇を支える一因となっていると見られる。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。