不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/3/29

メーカー選定理由、トップは「安心できる会社」

 (一社)プレハブ建築協会は28日、2016年「信頼される住まいづくり」アンケートの結果を発表した。営業担当者の対応を中心とした顧客アンケートで、今回で23回目。同会会員のプレハブ住宅メーカー10社でマイホームを新築し、15年に入居した1,300人にアンケート送付し、669件の有効回答を得た。

 メーカー選定の決め手となった理由では、「安心できる会社だった」が60%(前年度比変化なし)、「品質・性能が優れていた」が55%(同1ポイント低下)、「営業担当者の説明に納得できた」が55%(同変化なし)。住宅に対する満足度が高いものの、「アフターサービスが良いから」は20%となるなど、アフターサービスに対する満足度が若干低い結果となった。

 営業担当者に対する評価では、「総合評価」は“とても満足”(60%)と“満足”(25%)の合計が85%と高い評価となった。
 項目別にみると「人柄・営業態度」は“とても満足”と“満足”の合計が89%に達した。また、「説明やアドアイス」は同合計が81%にとどまっており、これらのレベルを向上させることが重要なポイントであることがわかった。また、「契約段階での対応」(同合計83%)、「工事段階での対応」(同合計76%)、「入居後の対応」(同合計68%)と、段階を経るごとに以後の評価が徐々に低下する傾向にあるため、契約以降の営業担当者の対応について、さらに対応が必要であるとした。

 役に立ったアドバイスについては、「商品の特徴」(72%)や「間取り等のプラン内容」(53%)、「資金やローン」(52%)が挙げられ、上位に。また、営業担当者に求めることは、「迅速に対応してくれる」(57%)、「報告・連絡・相談を密にしてくれる」(51%)に加え「知識が豊富である」(41%)などが挙がった。

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